コピー機・複合機のリース契約には、カウンター料金がかかります。カウンター料金は、ランニングコストにおいて重要な項目なので、コピー機・複合機を導入する前に理解しておきましょう。そこで今回は、カウンター料金やカウンター保守契約について解説します。

カウンター料金とは

リース料金がコピー機・複合機の本体に対する費用であるのに対し、カウンター料金は印刷枚数に応じてかかる費用です。リース契約では、リース料金とカウンター料金を毎月支払うのが一般的です。カウンター料金は、1枚あたりの印刷料金に総印刷枚数をかけて算出しますが、メーカーや導入する機種、月間のご利用枚数によって、その金額は異なります。

カウンター料金の特徴

カウンター料金には、トナー代やメンテナンス代、故障したときの修理・出張費用、部品代が含まれています。そのためカウンター料金を支払っていれば、これらの費用は必要ありません。

基本料金がある

1枚あたりの印刷料金のほかに、基本料金や最低料金と呼ばれるものが設定されています。月々の請求は、カウンター料金と基本料金のどちらか高いほうを負担します。

メンテナンス費がかからない

料金にはメンテナンス費用も含まれています。点検訪問や不具合の対応に、別途費用を負担する必要はありません。

トナー代がかからない

トナー（インク）は印刷に必要不可欠なものです。こちらもカウンター料金に含まれるため、その都度の出費は不要です。

印刷枚数に応じて料金がかかる

印刷料金は1枚あたりで設定されているため、コピーや印刷を行うたびに費用がかかります。そのため、大量に印刷する場合は料金に注意しましょう。

カウンター保守契約について

カウンター保守契約とは

カウンター保守契約は、リース契約の中で最も一般的な保守契約であり、カウンター料金を支払うことでメンテナンスや修理代、部品代が実質無料になる契約です。コピー機・複合機は、精密機械であるため、故障した際の修理や部品代、サービスマンの派遣費は数万～数十万円と高額になります。しかし、カウンター保守契約を結んでおけば、急な不具合や故障があった場合も突発的な出費を気にせず、安心して使えるでしょう。

カウンター保守契約を結ぶ際の注意点

1枚印刷するあたりの料金の安さに目が行きがちですが、大量に印刷するとその分数万円のカウント料金がかかる場合があります。季節的なセールなど特定の期間だけ大量に印刷するなどの使い方がメインの場合は、トナーの交換に対して費用を支払うキット契約の方が適切な場合もあります。

目安としては、月に400枚以上印刷するのであればカウンター保守契約が向いているとされています。保守契約とコストのバランスについては、下記ページもぜひご覧ください。

コピー機の保守とコストについて | 複合機のリースはコピー機屋さん.com

このように、保守契約の種類は、自社の使用方法や印刷ボリュームを見て決めましょう。

まとめ

カウンター料金は、印刷枚数によって増減し、トナー代や修理費用、部品代などが含まれています。月々の印刷枚数や保守サービスの内容を確認して、自社に最適な契約を結びましょう。