コピー機・複合機では印刷をする度にトナー(インク)の量が減っていき、空になった時点で廃棄しなければいけません。
しかしトナーは粉状のインクなので、火気に触れると粉塵爆発を起こす危険性があり、一般ゴミとして捨ててはいけません。
ではどのようにトナーを廃棄すればよいのでしょうか。コピー機をオフィスに導入したばかりの事業者や従業員が陥りがちなこの疑問を解説していきます。
目次
コピー機の使用済トナーを一般ゴミとして捨ててはいけない理由
使い切ったトナーを一般ごみとして捨ててはいけません。トナーは産業廃棄物として廃棄しなければならないからです。
その理由は粉状のインクであるトナーが火気や静電気に触れることで粉塵爆発を引き起こす可能性があるからです。
使い切ったのだからトナーの粉はないのでは…と思うかもしれませんが、トナーカートリッジの中には微量の粉が残っています。またカートリッジ自体も粉が付着しており、これらの粉が飛散することで粉塵爆発が起こる可能性があるのです。
そのため使い切ったトナーは産業廃棄物として専門業者による廃棄処理をしてもらう必要があるため、一般ゴミとして捨てられないのです。
コピー機のトナーの粉を掃除機で吸ってはいけない
トナーの粉をこぼしたり飛び散った際には、家庭用掃除機で吸引しないようにしましょう。
上記でも述べたように掃除機で吸ったトナーの粉が、掃除機の紙パック内に飛散し、掃除機内の電気接点で発生する静電気などの影響で粉塵爆発や火災の原因にもなりかねないからです。
対処法としては洗剤と濡れた雑巾などで拭き取るのが適切です。
コピー機の使用済トナーの2つの廃棄方法
トナーの正しく廃棄するにはどのように行えば良いのでしょうか。
下記の2つの廃棄方法があります。
導入しているコピー機のメーカーから回収してもらう
リース・購入したコピー機のメーカーに回収依頼の連絡をすることで使い切ったトナーを回収してもらえます。
ほぼ全てのメーカーでこのサービスを利用出来、そのメーカーが販売している純正のトナーでしたら回収費用も無料になります。
契約しているコピー機販売業者のサービスマンに回収してもらう
メーカーに直接回収してもらうのではなく、契約したコピー機の販売業者のサービスの一環としてトナーを回収して貰う方法があります。
例えばコピー機屋さん.comの場合は、専属のサービスマンが契約しているお客様に新しいトナーをお届けする際に、使用済みのトナーも無償で回収しています。
うちではリサイクルトナーを使っているんだけど…
リサイクルトナーや模倣トナーといった非純正トナーを使用している・または使用を検討されている場合は、ただちに止めましょう。
非純正トナーを使用してしまうと、その時点でメーカーのメンテナンスや消耗品交換等の保守が受けられなくなります。また、本体に合わせて作られたものではないため、故障の原因となったり機器の寿命を縮める原因となります。
当然トナーの回収も受け付けてもらえませんので、非純正トナーの使用は止めましょう。
使用済トナーについてのお困りごとなどもお気軽にご相談下さい。
コピー機をオフィスに導入する際はコピー機に関する知識だけでなく、トナーなどの消耗品に関する知識や取り扱い方も知る必要があります。
コピー機屋さん.comではサービスマンとメーカーのWサポートで、コピー機本体だけでなく消耗品のお取り扱いなどに関しても全力でフォローいたします!