コピー機と電話線を接続することで、コピー機を使用したFAXの送受信が可能です。FAXの機械を単体で用意する必要がないため、コスト削減と設置予定だったスペースを有効活用できます。

しかし、この時に使用する電話線は、どれでも使えるわけではありません。そのため、事前に電話線の種類を把握しておきましょう。この記事では、電話線の種類に加えてコピー機と電話線の接続方法についてもご説明します。

コピー機と電話線を接続で確認することは?

コピー機には、1台でコピーやプリント、スキャナ、FAXの送受信ができる機能が備わっているタイプがあります。

コピー機でFAXの送受信をできるようにするためには、モジュラーケーブルと呼ばれる電話線を使って、コピー機と電話回線の接続を行いましょう。

確認ポイント1:電話線の種類

電話線は3種類あり、それぞれの適切な接続機器は以下の通りです。

  • 6極2芯:家庭用電話機やFAX
  • 6極4芯:ビジネスホンや警報装置
  • 6極6芯:ドアホンに対応する電話機など

芯数が大きいほど扱える機器が増えます。例えば6極6芯の電話線は、家庭用電話機やFAXに対応しますが、6極2芯の電話線だとドアホンに対応する電話機には使えず、家庭用電話機やFAXのみ使えます。 

オフィスで使う複合タイプのコピー機には、6極4芯の電話線の使用が一般的です。

なお、種類は「ストレート配線」と「ロールオーバー配線」の2種類です。両者の違いは、ケーブル内の配線がコネクタ両端の極性にストレートで接続されているか、入れ替わって接続されているかの点になります。

多くの複合タイプのコピー機にはストレート配線が使用されているため、オフィスで使用する複合タイプのコピー機の電話線は「6極4芯のストレート配線」がおすすめです。

コピー機と電話線の接続手順をご紹介

コピー機には、機器接続のために必要なポートが2種類あります。
インターネット回線や電話回線の通信用に使用する「LINEポート」、電話機と接続するために使用する「TELポート」です。

1.コピー機に電話線のコネクタを接続

コピー機の側面にあるLINEポートに、電話線のコネクタを差し込みます。差し込みが甘いと、不具合の原因になるので注意してください。

2.電話回線のコネクタカバーを外す

壁に取り付けられている電話回線のコネクタカバーを外します。そして、コピー機に差し込んだ電話線の反対側のコネクタを差し込み、コピー機と電話回線を接続します。

3.電話機の電話線をコピー機に接続

電話機と同じ電話回線で、コピー機のFAXを使用する場合には、電話回線との接続に加えて電話機とコピー機の接続も必要です。コピー機本体のTELポートに電話機の電話線をつなげてください。

まとめ

今回ご説明したように、コピー機と電話線の接続は電話線の種類が適切であれば簡単です。コピー機に接続できる電話線の種類を確認して、コピー機のFAX機能を活用しましょう。

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