コピー機を借りてオフィスに導入する際に、「リース」と「レンタル」の2種類の契約の仕方があることをご存知でしょうか。ものを借りるという意味では同じですが、契約の中身は少しずつ異なります。この記事では、「リース」と「レンタル」の違いについてご説明します。
目次
コピー機のリース契約とレンタル契約の違いについて
コピー導入の際に比較検討されるのが「リース」か「レンタル」です。ここでは、それぞれの意味の違いや特徴、共通点について解説します。
リースとは
リースとは、ユーザーが希望する条件に合うコピー機をリース会社が新しく購入してユーザーに貸し出す仕組みです。比較的長期間にわたって利用する場合に選ばれます。
レンタルとは
一方レンタルとは、レンタル会社がすでに所有しているコピー機をユーザーに貸し出す仕組みです。リースに比べて短期間で利用される場合に選ばれます。
コピー機のリースとレンタルの共通点
コピー機のレンタルとリースには以下の共通点があります。
- 購入する場合に比べてトータルでの費用が高くなる
- アフターケアはリースと同様に受けることができる
- ユーザーには所有権がない
- ユーザーの資産にはならないので、減価償却や固定資産税などの支払いの義務がなく、事務処理の負担が軽減される
コピー機のリースとレンタルのメリットとデメリットとは?
リースとレンタルのそれぞれのメリット、デメリットを紹介します。
リース契約
リース契約のメリット、デメリットは下記の通りです。
<メリット>
- 基本的に初期費用はかからないので負担が少ない
- 用途に合った新品のコピー機を選ぶことができる
- 長期で賃貸するので、レンタルに比べて月々のコストが安い
<デメリット>
- 契約の性質上、中途解約ができない
- リース会社の審査に通過することが利用条件になる
- 中古のコピー機は適用外となる
レンタル契約
レンタル契約のメリット、デメリットは下記の通りです。
<メリット>
- 短期で借りることができる
- 中途解約が可能になる
- 契約の審査が不要である
<デメリット>
- 初期費用がかかる
- 基本的に中古品しか選べない
- レンタル会社によっては借りる商品を選べないケースもある
- リース契約に比べて費用が高額になる
コピー機のリース契約とレンタル契約は目的に応じた契約を
リースとレンタルにはそれぞれにメリットやデメリットがあり、これらを考慮した上で目的に応じた契約を選びましょう。選び方の基準となるのが「利用期間の長さで」で、目安としては、3年以上の長期契約を予定している場合はリースに、それ以下の場合にはレンタルの契約を検討しましょう。レンタルは、例えば工事現場の事務所やイベント開催期間中など、ごく短期間の利用におすすめです!
まとめ
コピー機のリースとレンタルは、借りるという点では同じですが、目的に合わせた契約方法を選択することで無駄なコストが削減できます。どちらの契約が向いているのかを比較し、導入を検討しましょう。