主要なコピー機メーカーや販売店は、基本的に9:00~18:00の営業で、土日や祝日は休業日です。ですがカレンダー通りのお休みではなかったり、深夜に営業している会社様もありますよね。もしメーカーが休業中にコピー機にトラブルが起きた場合、対応してもらえるのでしょうか…?また、すぐに来てくれるのでしょうか?

コピー機によくあるトラブル、自分で解決できるものは?

下記に、コピー機の代表的なトラブルと、お客様ご自身で解決できるものをご紹介いたします。

  1. 紙詰まり
    内部部品に微細な紙粉が付着して蓄積していたり、ローラーが摩耗していたり、コピー用紙が湿気を含んでいるなどの原因で、コピー用紙が滑ることによって発生します。
  2. 印刷物の汚れやかすれ
    内部部品(ローラーや感光体など)に蓄積した汚れが原因で発生します。
  3. 印刷物が斜めになってしまう
    内部部品の経年による歪みや、給紙トレイのガイドの歪みなどによって発生します。
  4. エラーコードが出てしまって動作しない
    内部処理的なエラーによって動作が止まった状態です。ディスプレイパネルにエラーコードが表示されます。

1は、ディスプレイパネルに紙詰まり箇所と解消の手順が表示されるため、その場での対処が可能です。
また、3は給紙トレイのガイドがきっちりと用紙に合わせて設定されているか確認し、ずれていれば目視で修正することができます。

しかしいずれの場合でも、根本的な原因となる部品の劣化や汚れはお客様で解消することが難しい部分になります。

メーカー休業中にコピー機の不調が起きた場合はどうすればいい?

前述のようなトラブルが、土日や祝日、深夜などのコピー機メーカーの営業時間外に起きてしまった場合、どうすれば良いのでしょうか。結論から述べますと、そのようなメンテナンス保守対応は、メーカーや販売店の営業日/営業時間での対応が基本となります。例えば営業時間外に連絡をしてメンテナンス依頼をしたとしても、メーカー・販売店共にサービスマンが動けるのは翌営業日ということになります。

もちろん営業時間内の早めのご依頼であれば即日対応が可能です。早めのご依頼とは、17:00頃が区切りとなることが多く、それを過ぎてからのご連絡は「翌営業日のお伺いになるかも知れません」と案内される場合もあります。

ただし下記のような場合は、休業日や営業時間外でも対応が受けられるようになります。

①保守オプションに入る

どのメーカーも、月額のオプションという形で土日や夜間の対応サービスを用意しています。サービス内容は、電話受付のみのものや営業時間中と同様に訪問保守が受けられるものなど様々です。コニカミノルタを例にご紹介します。

<コニカミノルタの保守オプションサービス>

弊社でも取り扱いの多いコニカミノルタでは、下記のような保守オプションサービスを用意しています。

オプションの種類オプション概要
①365日9:00~17:00/365日
消耗品の注文や訪問依頼をすることができる。
②平日時間外18:00~21:00/平日
消耗品の注文や訪問依頼をすることができる。
③土曜日9:00~17:00/土曜日
消耗品の注文や訪問依頼をすることができる。
④24時間電話受付0:00~9:00及び18:00~24:00/平日
0:00~24:00/休日
消耗品の注文や訪問依頼の電話をすることができる。※訪問などの実際の対応は付帯申込書の内容に準じるが、基本的にメーカー営業日・営業時間内
⑤期間限定特定期間(年末年始・夏季休暇・GW等)
消耗品の注文や訪問依頼の電話をすることができる。※訪問などの実際の対応は付帯申込書の内容に準じるが、基本的にメーカー営業日・営業時間内

※現時点での保守内容であり、時間帯や内容が今後変更となる可能性がございます。

費用は1台あたりの月額で、例えば①~③のような訪問保守も受けられるタイプは4000円前後となります。電話受付のみのオプションであれば、それよりも安い金額が設定されています。金額は、対象機種がモノクロ機<カラー機、印刷速度が遅い<速いの優先順位で上がります。

<保守オプションと別にメンテナンスの費用は発生する?>

上記オプションを利用して保守対応を受けても、コピー機のメンテナンスにかかった派遣費や部品代などのお金はかかりません。それらはカウント料金やトナー料金などの形で別途お支払いいただいているためです。詳しくは下記、保守料金についてのページをご覧ください。
コピー機のリースにあるカウンター保守契約やキット保守契約とは?

②自社メンテナンスを行っている販売店を探す

自社メンテナンスを行っている販売店であれば、保守についてより直接的な相談が可能になります。例えば時間外や営業時間終了間際の依頼でも、近くにサービスマンがいたので訪問に切り替えなど、柔軟な対応を受けられる可能性が高くなります。
自社メンテナンスを行っている販売店の場合、全国にサービスの拠点を持っているメーカーよりも対応エリアは狭まるため、最初の販売店選びが重要になります。

まとめ

近年ではノーメンテナンスをうたった機種の開発や、ネットワークを用いた内部の動作不良の事前検知など、各メーカーが様々な工夫をしていますが、機械である以上やはり予期せぬトラブルは避けられないものです。営業日や営業時間がカレンダー通りではない会社様は、上記のようなオプションを利用されてみてはいかがでしょうか。

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