「資料の製本に時間がかかる…」

「もっと簡単に資料を作成できる方法はないのかな」

などとお悩みの方も多いのではないでしょうか。

実は、コピー機には、資料作成を効率化させる機能が豊富に搭載されています。

この記事では、資料作成に役立つ「ソート機能(ソーター)」について解説します。コピー機の活用にお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

そもそもソート機能(ソーター)とは?

ソート機能(ソーター)とは、印刷した紙を部数毎に選り分ける機能です。

例として、1部30ページの資料を20部作成するとしましょう。

ソート機能を使わずに資料を作成する場合、1ページ目を20枚、2ページ目を20枚、3ページ目を20枚、、、というように各ページを20枚ずつ印刷し、順番通りに1枚ずつ並べる必要があります。

この方法で資料を作成すると、ページ数や部数が多くなればなるほど、手間や時間がかかったり、ミスが起こりやすくなります。

しかし、ソート機能を活用すれば、指定の枚数、順番で並んだ状態で印刷が完了します。
ページをA、B、Cとすると、ABC、ABC、ABCという順番で部数分印刷されます。

あとはホチキスで止めれば、資料作成の完了です。ソート機能を活用することで、作業時間を劇的に短縮することが可能です。

どうやって使い分けるの?スタック(グループ)機能との違いとは

スタック(グループ)機能とは、同じページを指定した枚数分印刷できる機能です。ページをABCとした場合、AAA、BBB、CCCと印刷されるイメージです。

スタック機能を使用せずに複数のページを何枚も印刷する場合、Aを印刷、コピー機を操作、Bを印刷、コピー機を操作というように、連続して印刷することができません。

このような操作の手間を省き、複数のページを一度に複数枚印刷できることがスタック機能のポイントです。

ソート機能の種類

ソート機能は、資料を部数ごとにまとめて印刷してくれますが、重なって出てくるため、1部ずつ選り分ける作業が必要です。

しかし、実はソート機能には、この作業をも短縮してくれる機能が搭載されています。

2種類のソート機能を詳しくみていきましょう。

回転ソート

回転ソートとは、1部ずつ縦・横・縦・横と90度向きを変えて排紙する方法です。一目で1部がわかるので、資料を取り出しやすくなります。回転ソートでは、同じ用紙サイズ・種類で、異なる方向にセットした2段の給紙トレイが必要です。

シフトソート

シフトソートとは、1部ごとに左右にずらして排紙する方法です。1部ごとにズレがあるので、見分けがつきやすくなります。シフトソートを行うには、シフトトレイが搭載されたコピー機が必要です。

合わせて使いたい!コピー機の便利機能

コピー機にはさまざまな便利機能が搭載されています。便利機能を使いこなすことで、効率よく作業を進めることが可能です。

ここでは、「フィニッシャー」と「ADF(自動送り機能)」について、ご紹介します。

フィニッシャー

フィニッシャーとは、出力時に原稿をホチキス留めする機能です。ソート機能と組み合わせることで、資料の製本が自動的に完了します。

大量の資料になると、ホチキス留め作業だけでも時間がかかってしまうため、フィニッシャー機能は効果的な機能と言えます。

フィニッシャーについては、「複合機(コピー機)で印刷物をホッチキスで止める機能はあるの?」で詳しく解説しています。フィニッシャー機能を活用したい方は、ぜひ参考にしてくださいね。

ADF(自動送り機能)

ADFとは、原稿をセットするだけで自動で読み取ってくれる機能のことです。

通常、原稿を読み取る際は、ガラス面に原稿をセットして1枚ずつスキャンする必要があります。数枚程度ならまだしも、数十枚の原稿になると、原稿の読み取りだけでも膨大な時間がかかってしまいますよね。

そこで活躍する機能がADFです。ADFを利用すれば、原稿をセットするだけで読み取りが完了します。大量の印刷でも簡単に行えるうえに、原稿の量にかかわらず、ミスなく正確に印刷できる点がポイントです。

ソート機能まとめ

資料作成を効率化してくれる「ソート機能」。枚数や順番の指定に合わせて印刷されるので、製本する手間が省けます。また、フィニッシャーやADF機能と組み合わせて利用することで、自動化したり、原稿の読み取り作業を短縮したりできます。

コピー機屋さん.comでは、ソート機能をはじめとする、さまざまな機能を搭載したコピー機を多数取り揃えています。コピー機の導入にお悩みの際は、ぜひコピー機屋さん.comへお気軽にお問合せください。